事業紹介
AGCファインケミカルズは、さまざまな受託合成に対応しています。
- 化成品
- 電子材料
- 農薬中間体
- 農薬原体
- 医薬品中間体
- 医薬品原体
確かな実力で応えるCDMOパートナー。お客様ビジネスと持続可能な未来への貢献
- 化成品から医薬品まで。あらゆる製造を支える総合力
- 高い重合活性と品質安定化を実現する、AGCの助触媒
- 培った環境対応実績で、お客様のビジネスと未来に貢献
ミッション
お客様のビジネスと地球の未来に貢献する。
弊社はお客様のビジネスに寄り添う責任ある製造パートナーであり続けます。昨今叫ばれる環境規制強化に対し、長年の運用ノウハウと設備で的確に対応。それは、お客様が安心して製造を委託できる信頼の証です。地球の未来とお客様の事業、その両方に貢献するため、私たちは技術革新と環境保全への投資を継続し、あらゆる課題解決をサポートしてまいります。
多様な受託合成サービス
化成品、電子材料から農薬、医薬品まで、多岐にわたる分野の受託合成にワンストップで対応します。ラボスケールでの最適な合成ルート設計にはじまり、実機製造を見据えたスケールアップ検討、そしてグローバル供給網を活かした安定的な商用生産まで。お客様の開発から量産までの全工程を一気通貫で支援し、ビジネスの加速に貢献する総合力が私たちの強みです。

化成品・電子材料CDMOサービス

農薬CDMOサービス

合成医薬CDMOサービス
合成医薬CDMOサービスについて
40年以上の実績とグローバル拠点で、医薬品原薬・中間体の安定供給を実現
CMO(医薬品製造受託機関)およびCDMO(医薬品開発製造受託機関)として、40年以上にわたり医薬品原薬・中間体の受託開発および受託製造を行ってきました。最新のGMPに準拠した品質管理と安定供給を継続し、お客様の製造委託をサポートしています。
AGCファインケミカルズの合成医薬CDMOの特長
- グローバルな製造体制
- 日本(千葉)と欧州(スペイン)にcGMPに準拠した製造拠点を持ち、グローバルなニーズに対応しています。
- 多様な設備による最適なプロセス提案
- 超低温反応設備や、各種サイズの反応釜(100~15,000L)を備え、お客様のプロセスに合わせた最適な提案が可能です。
- 卓越したフッ素合成技術
- 一般的な有機化学反応はもちろん、フッ素を用いた反応や超低温反応まで、低分子医薬品製造において優れた品質を提供しています。
得意な反応
- 一般有機反応
- グリニャール、リチオ化、cross-coupling、アセト化、Friedel-Crafts、酸化還元反応 (TEMPO酸化、次亜塩素酸酸化、Vilsride, シラン還元)、フッ素化反応 (ハロゲン化、求核性フッ素化)
- “F”を含むビルディングブロックを用いた新規合成経路開発
- (CCHF₂)、テトラフルオロエチレンの各種体、フッ素含有ガス
- 危険を伴う反応
- シアノ化、C₂H₂ガス
- 汎用性カルボン酸中間体製造法
- N₂領域を用いたCO₂挿入反応
対応可能な反応
- 水素化反応
- 超低温反応 (〜-100℃)
- 蒸留 (under GMP)
- 高薬理活性原薬製造設備 (HPAPI)
技術詳細・資料請求に関するお問い合わせ
技術資料のご請求なども承っております。お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
メタロセン系触媒について
長年の実績が証明する、安定した重合活性。AGCのボレート系助触媒『Pf4』『Pf41』
メタロセン系触媒を用いたオレフィン重合において、触媒活性の向上は重要なテーマです。AGCが自社開発したボレート系助触媒『Pf44』および『Pf41』は、15年以上にわたり世界中のお客様にご採用いただいている、信頼性の高い製品です。お客様の安定生産と品質向上に貢献します。
AGCファインケミカルズのメタロセン系触媒の特長
- 高純度・低水分量
- 徹底した品質管理により、高純度と低水分量を実現。重合反応の安定性と再現性を高めます。
- 柔軟な粒度コントロール
- お客様のプロセスに合わせて粒度を調整可能。溶解性や懸濁性に優れ、ハンドリングの向上に繋がります。
- 15年以上の供給実績
- 長年にわたるグローバルな供給実績が、その品質と信頼性の証です。
主な用途とメリット
- ポリオレフィン重合の活性向上
- メタロセン錯体の反応性を高め、触媒の活性化に寄与。重合速度の改善をサポートします。
- 製品品質の安定化
- 均一な重合を促進し、製品の物性安定に貢献。品質のばらつき抑制が期待できます。
国内の製造拠点
当製品は、福井県にあるAGC若狭化学株式会社・小浜工場にて製造しています。国内の生産体制で、お客様へ安定した品質の製品をお届けします。
技術詳細・資料請求に関するお問い合わせ
『Pf4』と『Pf41』の技術仕様や具体的な違い、貴社プロセスへの適合性について、担当者がご説明します。技術資料のご請求なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
環境への取り組み
責任ある製造パートナーとしての環境への取り組み
弊社は、CDMOとして製品を安定的に供給するだけでなく、事業活動に伴う環境負荷を最小限に抑えることを企業の社会的責任(CSR)の重要な柱と考えています。法令遵守はもとより、先進的な環境設備を導入・運用し、地域社会との共存および持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
当社の主要な環境保全設備
製造プロセスの多様化・高度化に対応するため、当社では特性の異なる排出物それぞれに最適化された処理設備を完備しています。これにより、お客様からお預かりする多種多様な化合物の製造に、環境面で責任をもって対応することが可能です。
01. 排水処理:活性汚泥処理設備
製造工程から排出される有機物を含む排水は、場内に設置された大規模な活性汚泥処理設備で浄化しています。微生物の働きを利用して排水中の有機物を分解し、国の定める水質汚濁防止法などの環境基準をクリアした上で、公共用水域へ放流しています。これにより、地域の貴重な水環境を保全しています。
02. 排ガス処理:フッ化水素(HF)含有排ガス処理設備
特にフッ素化合物の製造プロセスで発生する有害なフッ化水素(HF)ガスは、高性能な排ガス処理設備(スクラバー)によって安全に中和・除去されます。大気汚染防止法を遵守し、クリーンな大気を維持しています。
03. 廃棄物処理:含フッ素有機化合物 燃焼設備
分解が困難な含フッ素有機化合物(液体・ガス)は、専用の高温燃焼設備によって安全・確実に分解・無害化しています。これにより、土壌汚染などのリスクを未然に防ぎ、環境中に有害物質を排出しない体制を構築しています。
04. 周辺環境への配慮:騒音・悪臭・振動防止設備
工場が地域社会と共存するためには、周辺の生活環境への配慮が不可欠です。当社では、ポンプや送風機等の主要な設備に防音壁や消音器(サイレンサー)を設置する騒音対策、プロセスに応じた脱臭装置の導入による悪臭防止、そして各種機器の防振架台設置といった振動対策を徹底しています。これにより、地域住民の皆様の快適な生活環境を守ります。