受託合成
AGCはさまざまな受託合成に対応しています。
- 化成品
- 電子材料
- 農薬中間体
- 農薬原体
- 医薬品中間体
- 医薬品原薬
AGCの受託合成サービスは、開発から量産、安定供給までをワンストップで提供
- 経験とデータに裏打ちされた高いスケールアップ能力により迅速な量産化を実現
- 少量〜15,000Lスケールの大量生産にも対応
ワンストップ受託合成体制
プロセス開発から工業スケールでの量産化までを一気通貫で支援
開発から商用生産まで全工程のトータルソリューションを提供します。

01お客様製法トレース・新規合成ルート開発
文献調査による机上概算見積もり、ラボ実験・課題抽出を行い最適なルートを決定
AGCでは、まず文献調査を徹底的に行い、既存の知見や先行技術を幅広く収集・分析します。さらに、長年培ってきた精密有機合成技術を活かし、効率的な合成ルートを提案します。特にフッ素・ハロゲン化合物の取り扱いに強みがあり、多様な有機合成反応への対応力を備えています。これにより、迅速なプロセス最適化や課題解決を可能としています。
02スケールアップ検討
実機での生産に先立つ条件検討と堅牢性と安全性のためのデータ取得
100Lから15,000Lまでの幅広い反応設備を活用し、ラボレベルで確立した合成ルートを商用生産規模へスムーズに移行させます。工業品原料のサプライチェーンを確立し安定供給体制に繋げます。
03試作製造
量産化前の技術確立や品質確立のために行う小規模製造
100Lから15,000Lまでの幅広い反応設備を活用し、製造プロセスの最適化と品質確認を徹底。工程管理と品質管理で押さえるべきポイントを的確に見極め、商用生産への移行へ備えます。
04商用生産
商用数量での量産
2024年に大型製造ラインを稼働し、生産能力は従来比1.5倍へ大幅に向上しました。不適合率低減とスループット改善を徹底し、無駄のない効率的な生産体制を構築。需要に合わせた柔軟な製造キャンペーンを実施し、お客様が必要な数量を最適なタイミングでお届けします。
課題を強みで解決
受託合成の流れ
AGCの一般的な流れをご紹介します。
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Step1
- お問い合わせ
- お客様の課題やご要望をお伺いします。
目的化合物の情報、ご希望の数量、納期、品質など、どのような内容でもまずはお気軽にご相談ください。
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Step2
- 秘密保持契約・情報開示
- 具体的なご相談に進む前に、秘密保持契約(NDA)を締結しその後、詳細な情報をご提供いただきます。
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Step3
- 机上検討・概算見積
- 実現可能性と概算費用を迅速に提示いたします。
お客様からいただいた情報をもとに、合成ルートの予備検討、技術的な課題の洗い出し、概算の製造費用、納期などを机上にて検討し、速やかに提示いたします。
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Step4
- ラボ検討
- 最適な合成ルートを設計し、ラボスケールで実現可能性を検証します。
目的化合物のみが決まっている初期段階から、商用生産を前提とした新規合成ルート開発にも対応可能です。設計したルートに基づき、ラボ実験および課題抽出を行い、実現可能性を迅速に検証します。
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Step5
- プロセス検討・スケールアップ検討
- ラボから実機生産へ。安全かつスムーズな技術移管を実現します。
ラボスケールで確立した合成ルートを、工業的な商用生産規模へスムーズに移行させるための検討を行います。商用生産を見据えたデータ取得を戦略的に行い、堅牢性と安全性を確立します。
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Step6
- 試作製造
- 量産化前の技術確立と品質確立を行います。
100Lから15,000Lスケールまで大小様々な反応設備を活用し、量産化前の技術確立や品質確立を目的とした試作製造を実施します。工程管理や品質管理で押さえるべき重要管理点を見極め、商用生産への移行に備えます。
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Step7
- 製造確認・量産検討
- 商用生産に向けた最終確認と条件最適化を行います。
試作製造の結果に基づき、商用生産設備の適合性や製造条件の最終確認を行います。
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Step8
- 委託契約締結・発注
- 最終的な契約を締結し、製造を開始いたします。
量産条件、品質規格、納期、価格など、双方合意の上で委託契約を締結いただきます。お客様からの発注に基づき、商用生産を開始いたします。
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Step9
- 商用生産
- 徹底した品質管理で、高品質な製品を量産します。
確立されたプロセスに基づき量産を開始します。お客様が必要な数量を最適なタイミングでお届けします。