高沸点・熱感受性化合物の受託製造|薄膜蒸留対応・SUS/GL/ハステロイ 13本の蒸留設備

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高沸点・熱感受性・腐食性の化合物を含む製造プロセスでは、蒸留設備の「薄膜蒸留への対応可否」「材質のバリエーション」「設備本数による供給安定性」が委託先選定の重要な判断軸になります。本記事では、AGCファインケミカルズが保有する13本の蒸留設備の仕様と、薄膜蒸留が求められる化合物の特性を紹介します。

AGCファインケミカルズは受託製造に関するご相談・お問い合わせを承っております。
検討段階のご相談からNDA締結後の詳細な技術相談まで、お客様のフェーズに合わせて対応いたします。

薄膜蒸留が必要になる化合物の特性

通常の蒸留では対応が難しい化合物として、高沸点(目安:沸点200℃超)の化合物と熱感受性化合物があります。高沸点化合物では沸点まで加熱するために長時間の高温保持が必要となり、熱分解や副反応のリスクが高まります。熱感受性化合物でも同様に、高温・長時間の滞留が収率や品質に影響します。

薄膜蒸留は、低滞留・低負荷のプロセスで蒸留を行う方式です。通常の蒸留では対応が難しいとされる高沸点・熱に弱い化合物の蒸留・精製に用いられています。

AGCファインケミカルズの蒸留設備

上中工場(AGC若狭化学)に11本・小浜工場(AGC若狭化学)に2本、合計13本の蒸留設備を保有しています。

設備基数容量材質温度域
蒸留塔11基1,000L〜15,000LSUS・GL・ハステロイ常温〜280℃
薄膜蒸留塔1基1,500LSUS常温〜195℃
連続蒸留塔1基SUS常温〜170℃

複数ラインを並行して稼働できるため、案件が集中する時期でも柔軟なスケジューリングが可能です。

高沸点・熱感受性化合物への対応

薄膜蒸留設備を保有しており、高沸点・熱に弱い化合物の低滞留・低負荷での蒸留工程に対応しています。通常の蒸留では熱分解や収率低下のリスクがある化合物も、薄膜蒸留設備の活用を検討できます。

上中工場では、ハステロイ設備や多段蒸留塔、薄膜蒸留器を活用し、腐食性の高い原料や高純度が求められる製品など、一般的な設備では製造が難しい案件に対応しています。

SUS・GL・ハステロイ 3材質の蒸留塔

蒸留塔はSUS(ステンレス)・GL(グラスライニング)・ハステロイの3材質を揃えています。腐食性・酸性の強い化合物を含む製造プロセスにも、化合物の特性に応じた設備選定が可能です。

実用性を重視した設計

蒸留塔の理論段数は約10〜20段程度です。設備構成がシンプルで扱いやすく、条件設定やプロセスの切り替えを柔軟に行えます。多品種・中規模生産の受託製造に適した設計となっています。

まとめ

蒸留工程を含む製造プロセスの委託先を選ぶうえで確認すべきポイントは、薄膜蒸留への対応可否・設備の材質バリエーション・安定供給を裏付ける設備本数の3点です。

AGCファインケミカルズは13本の蒸留設備を保有し、SUS・GL・ハステロイの多材質と薄膜蒸留塔を揃えています。反応工程から蒸留・精製工程までを含むトータルな製造プロセスの受託を承っております。高沸点・熱感受性・腐食性の化合物を含む製造案件について、まずはご相談ください。

AGCファインケミカルズは受託製造に関するご相談・お問い合わせを承っております。
検討段階のご相談からNDA締結後の詳細な技術相談まで、お客様のフェーズに合わせて対応いたします。